冬である。
寒い寒い冬である。
寝起きの顔に活を入れる井戸の水が、それを掬う指先や掌を容赦なく凍えさせてしまう。
それは冷たいというよりは痛いと言った方が相応しい、そんな日の事だった。


「うわぁ、さっむい!」


両腕一杯に洗濯物を入れた籠を抱えて井戸までやってきた乱太郎は、一旦それを地面に下ろすとゴシゴシと両手を合わせて息を吹き込んだ。
寒いのは当然の冬だが、今日の寒さは一段と強い気がする。
ふとキラキラと小さな光が見えた気がして視線を動かせば、すぐそこに小さな水溜が出来ていて、その水が今は硬い宝石のようになって太陽の光を反射し輝いていた。


「ふわぁ、分厚い氷。昨夜寒かったもんなぁ」


両手を擦り合わせる事も忘れ、乱太郎はつんつんとその氷を指先で突いてみる。
それは思いのほか分厚く固く、ちょっとやそっとの力では割れそうも壊れそうもなかった。
少し面白くなってつんつん、つんつん、と何となく何度も氷を突く。少し力を入れてみたりして。


「あ、といけない、こんな事してる場合じゃなかった。早く洗濯しちゃわなきゃ、乾かなくなっちゃう」


何だか氷が割れないことに向きになってつんつくつんつくと氷を突いていたが、自分が何をしにこの井戸にやって来たのかを思い出すと、慌てて傍らに置きっ放しになっていた洗濯物籠を引き寄せる。


「沢山あるもんね」


言いながら鼻歌交じりにドサドサっと洗濯用の桶にそれらを放り込むと、麻は踏み洗い、ちょっと高価な木綿は洗濯板でも大丈夫、と分けていく。
そうしてから井戸水を三回程桶の中に汲み入れた。


「よっし」


準備万端!とグイと袖を捲り、やる気も充分に桶の中に手を突っ込む、が


「いひゃあっ!」


あまりの水の冷たさに、意気込んで突っ込んだ手を一瞬にして引っ込めてしまう。


「うぅ~冷たい、というか痛い」


ブンブンと指先を振りながら、桶の中に詰まった洗濯物を少しばかり睨み付ける。
ほんの少し水に入れただけなのに、指先はもうキンとした痛みに襲われていた。


「ぐぅ~、我慢、我慢」


それでもこの洗濯物はやっつけてしまわなければならない。
こんもりと山になったそれらをあまり放置しておくと、その内なんとも言えない臭いがしてきてしまうだろうし、そうなると衛生的にとても宜しくない。


「えーい!」


今度こそざぶりと両手を突っ込むと、一番手前にあった洗濯物を引っつかんでゴシゴシと洗濯板に擦り始めた。


「前にしんべヱ君に貰ったシャボンを使ってみても良かったかな~」


ジンジンと痛んでいた両手も、ゴシゴシと洗濯物を擦っている内に水に慣れたのか、麻痺してしまったのか、殆ど痛みを感じなくなってきてそんな独り言を呟く。
しんべヱのパパさんに貰ったシャボンはとても良い香りがするものだ。
そんな素敵な香りのするもので洗濯をしたら、きっとこれらの衣服からも素敵な香りがすることだろう。
次は試してみようかな?そんな風に思うと、止まっていた鼻歌も自然と調子良く溢れてくる。


「ごっしごっしせんたくたのしいな~♪きれいきれいになーぁれ♪」


遂には自作の歌詞までつけて、ふんふん♪と気分良く衣服を擦る。
何時の間にか衣服を擦る手も歌の調子に合わせて動いていた。


「かんせ~い♪おっつぎのきっものはぁ、これ~」


一着洗い終えると、次の洗濯物を引っ張り出して同じようにゴシゴシと擦る。
そうして水の冷たさも忘れて洗濯をしていると、力がいる作業だからか、額に汗まで浮かんできて余計にやる気を煽った。
こうなってしまえば後は簡単、やる気と体力が持続する限りはこの状況を楽しめる。
唇から流れる歌も、一層明るくなって零れ落ちていった。


「よし、後は踏み洗いするものだけかな」


桶の中半分程の衣服を洗い終え、それをギュッと絞った所で乱太郎は一息吐いた。
先に絞り終えた洗濯物達を干してきてから続きをしようかな……右手の人差し指を顎に当てつつ小首を傾げながら考えていたその時


「乱太郎!お前、指っ!!」


突然背後から現れた人物に、空いていた左手を掴まれグイと引っ張られた。


「にゃー!!!何?!なになに?!」


急に左手を誰かに捉えられてしまった乱太郎は、軽いパニックを起こして叫び声を上げる。
その声に驚いたのだろう。手を引っ張っていた人物はぱっとその手を開放し、慌てたように謝罪を繰り返しながら乱太郎の名前を呼んだ。


「す、すまん。俺だ乱太郎」

「……文さん?」


良く聞き慣れたその声に、乱太郎は自分を驚かせた人物の名前を呼んで振り返る。
そこには正しく自分が呼んだ通りの人物が、気まずそうに両手を胸の前で開いて立っていた。


「あービックリした」

「すまん、つい」


ホッと胸を撫で下ろす乱太郎に、文次郎は再度謝罪の言葉を繰り返す。
その心底「悪い事をした」というような表情に、乱太郎は慌てて両手を目の前でヒラヒラと左右に動かした。


「だ、大丈夫!ごめんね文さん」

「いや俺が悪かった、それより」


今度は乱太郎が慌てて両手をぶんぶんと振っていると、文次郎が先程引っ張った乱太郎の左手を優しくその手に取って自分の方へと引き寄せた。
クイ、と軽く引っ張られた乱太郎は、ヨロヨロと数歩ばかり文次郎へ近づいて止まる。


「?」


軽くとはいえ体ごと文次郎の方へと引っ張られた乱太郎は、自分の手を取っている文次郎に何が何やら?と首を傾げるしか出来ない。
わたしの手に何かあるのかしら?そんな風に思っていると、今度はバタバタと複数の足音がこちらに向かって走ってくる音が聞こえてきた。それと同時に聞き慣れた叫び声も。


「らんたろーーーー!!!!」

「乱太郎、何かあったのか?!」


伊作と留三郎である。
叫びながら乱太郎の姿を見止めると、今度はその乱太郎の手を取っている文治郎の姿を確認して再度叫びながらこちらに向かってくる。


「もんじろぉー!乱太郎に何してるの?!」

「その手を離せ文次郎!!」


最早人とは思えぬ速さでこちらまでやってくると、ギッと文次郎を睨み付けながら伊作が懐へと手を伸ばす。しかし


「忍者たる者が足音をバタバタ立てて走ってくるとはどういう事だ!伊作、留三郎、貴様等自覚が足りんのではないのか!」


文次郎はバタバタと足音を立ててやってきた二人が相当気に食わなかったらしい、何故か乱太郎の手を離すこと無く声を荒げている。


「なに?!」

「手、離しなよ文次郎!」

「六年生だというのにその様な足音を立てて走ってくるなど忍者の自覚が足りん!それとも鍛錬が足りんのか?!」

「言わせておけば、文次郎!!!」

「乱太郎の手を離せってば!」


ぎゃいぎゃいと騒ぎ出す三人に、乱太郎はおろおろと視線を彷徨わせる。
取り合えず握られたままの左手をどうにかした方が良いのかなぁ?とその手を少し引っ張ってみた。その時


「良いからその手を離せ」


パシッという何とも良い音がしたかと思うと、文次郎と乱太郎の手は離されていて、代わりに仙蔵が乱太郎の左手を澄ました顔で握っていた。


「あー、仙ちゃん」


どうしようかと迷っていた所だったからだろうか、左手を握る人物が変わっただけだというのに、乱太郎はにこにこと笑いながら仙蔵の名を呼ぶ。
その顔が何だか妙に可愛らしく、仙蔵や言い争いを続けていた三人がピタリと動きを止めた。


「あれ?」


途端に静かになった同級生達に、乱太郎は再び首を傾げてしまう。


「おーい、どうしたの?ねぇってば」


一転何も言ってくれなくなってしまった人達に向かって手を振り、握られっぱなしの左手を軽く揺すって声をかける。
すると何かにハッと気付いた仙蔵は、顔を真っ青にして乱太郎の左手を自分の目の前まで持って来ると、その指先を一目見た瞬間慌てだした。


「乱!お前一体何をしていたんだ!」

「なに、何って、お洗濯を」

「洗濯?何だこの量は?!」

「え、あの」

「これ、お前だけの洗濯物の量じゃないだろう!」

「あの、こへちゃんとわたしの」

「小平太?!」


一気に捲くし立てるように言われ、乱太郎は聞かれた事に答えるのがやっとの状態でしどろもどろになってしまう。
その間にも仙蔵は乱太郎の指先を覆い隠すようにして握っていて、それを見た伊作が今度は仙蔵に向かってキーキーと声を上げだした。


「仙蔵!一体なんなのさ!良いから乱太郎の手を離してよ!!」

「阿呆か貴様!乱太郎の指を見ろ!!」

「手ぇ?」

「仙蔵がしっかり握ってて見えないよ!」

「右手も同じだ、右手を見ろ!!」


もの凄い剣幕で言われ、伊作と留三郎は渋々乱太郎の右手を見つめる。
すると次の瞬間、仙蔵と同じように顔を青くして乱太郎の右手を引っつかむと、その手をゴシゴシと擦りながら息を吹きかけ始めた。


「えー、何なの一体」


なすがままになっている乱太郎は、同級生達が自分にしていることに益々首を傾げるしか出来ない。いきなり現れたと思ったら勝手に言い争いを始められ、それが止まったと思ったらこれだ。困惑してしまうのも仕方がないだろう。
しかしそんな乱太郎に、一心不乱に手を擦り暖めていた伊作は眉を潜めてしまう。


「乱太郎、こんな寒い日に洗濯なんて!」

「いや、するでしょ」

「そうだけど!小平太の分までする事ないだろ?!」

「だって、いっぱい溜まってたし、ついでだから洗ってあげちゃおうって思って」

「そんな乱太郎、大好きだけど!」

「おい伊作、どさくさに紛れて何言ってる」

「大体なんで乱太郎が小平太の洗濯物が溜まってることを知ってるの?!」


文次郎の突っ込みも聞こえない振りをして、伊作は一番気になった事を必死の形相で問う。
確かに乱太郎と小平太の部屋は別、彼の洗濯物がどれくらい溜まっているかなど、普通なら乱太郎の知る由も無い筈だ。


「こへちゃん、良く部屋に来てくれるんだけど、着替えたものをわたしの部屋に置いてっちゃうんだよね。持って帰ってよって言うんだけど、今度今度って言うばっかりでどんどん溜まってっちゃって」

「着替え?」

「うん」

「小平太が?」

「そうだよ」

「乱太郎の部屋で?」

「そう」


乱太郎の言葉が終わるのを待つと、伊作、文次郎、留三郎は若干米神に血管を浮かせながら言葉を繰り返す。
それに一つ一つ乱太郎が頷くと、プルプル、いやワナワナと其々の拳が震えだした。


「一応確認するが、小平太はただ単にお前の部屋で着替えをしているだけなんだな?」


米神に血管を浮かせた仙蔵が確認すると、頭の上に疑問符を目一杯浮かべた乱太郎がコクリと一つ頷く。


「?うん。何でか分かんないけど、お風呂上りに来てそのまま置いてっちゃったり、私服に着替える為にわざわざ来たりするんだよね」

「……そうか」


これは小平太、今日辺り夜襲を覚悟せねばならないかもしれない。


「小平太は今は良いとして!乱太郎、こんな冷たい水で大量の洗濯なんかしたらアカギレやしもやけになっちゃうよ!」

「大丈夫だよー」

「大丈夫じゃない!今だってこんなに冷たくなって、小刻みに震えてるだろうが」

「あれ、本当だ」


文次郎の言葉に自分の指先を見れば、成る程、指摘されたとおり指先が小刻みにふるふると揺れている。芯まで冷えてしまったからだろうか、その爪にも色はなく、生気が感じられない程に真っ白になっていた。


「気付いて無かったのか?!」

「あはー、夢中になってたから」

「感覚が麻痺してる状態で長時間水仕事をするなんて絶対にダメだよ乱太郎!」


仙蔵の言葉にのほほんと答えていると、それを聞いていた伊作が「有り得ない!」という顔をしてより強く乱太郎の手を擦り暖め始めてしまう。


「取り合えず血行を良くして血流を戻さないと。あぁ、もうこんなに冷たくなって」

「ごめんねいさちゃん、でももう大丈夫だから」

「大丈夫って、乱太郎お前まさかまだ洗濯を続ける気じゃないだろうな?」


チラチラと桶の中に残っている洗濯物に視線を送っている乱太郎に、留三郎は眉を寄せる。


「だって、こんな中途半端に終わらせられないし」


異常に険しい顔をしている留三郎に、乱太郎は「勿論!」と答える。
その言葉を聞いた乱太郎以外の四人は、一様にみるみる鬼のような形相に変わっていった。


『駄目に決まってるだろう(でしょ)!!』

「っひ!」


そして揃って放たれた言葉の威力に、乱太郎はビクッと体を震わせて肩を竦めた。
僅かに足が地面から浮いたような気さえする。


「この状態の乱太郎に洗濯なんかさせられるわけないでしょ!」

「そうだぞ乱太郎、お前の手がしもやけやアカギレになったらどうする」

「でも」

「お前が自分の物を洗って手荒れを起すならまぁ仕方ない。しかし小平太の分まで洗ってやって手荒れを起こすと言うなら話は別だ!」

「だ、だけど」

「お前の美しい手が痛ましい状態になるなど絶対に許可出来ない!」

「わ、わたしの手は既に傷だらけだよ仙ちゃん!」

「それとこれとは別だ」

「えぇーーー?」


どうやらこの四人、どうあってもこれ以上乱太郎が洗濯を続行するのは許してくれないらしい。
しかし桶の中にはまだ中途になっている洗濯物が水に浸かってしまっている。これをこのまま放置しておくわけにはいかないだろう。


(どうしたら良いの?)


断固反対!の姿勢で両手を離してくれない四人に、乱太郎は困ってしまって眉を下げる。


「あの、わたしの洗濯物もまだあるんだけど、それでもダメ?それにこれを洗っちゃわないと下帯が足りなくなっちゃうかも……」


それでもおずおずと言葉を紡ぐと、瞬間文次郎と留三郎がゴホッと盛大に噴出した。


「し、下帯」

「うん////これ洗って乾かさないと、枚数的に心許ないというか」

「う。下帯は大事だよね、大事だよ」

「でしょ?だから」


自分の下着事情まで暴露したのだから、この洗濯物の山を片付けさせてくれと頬を赤くする乱太郎に、流石の四人も拒否の姿勢を崩さないわけにはいかない。
例えここで強固な意思で駄目だと言っても、今度は「下帯の無い乱太郎」という次の大問題が発生してしまうのだ。
乱太郎の手が荒れるのと、下帯なしの乱太郎なら前者の方がまだ問題は小さい。それはもうあらゆる意味で。


「仕方ない。でも少し待て」

「なに?」


仙蔵がズイと掌を近づけてきたのに首を傾げると


「医務室か食堂ならすぐに湯を用意できるだろう。せめてその桶の水を支障がない程度の温度にするんだ。それと、お前の下帯以外の洗濯物は私達が引き受ける。今学園に居ない小平太は使えないから仕方ないだろう」


とフン、と短く息を吐きながら彼が言った。
本当は小平太の洗濯物などその辺に放り出しておきたい所だが、そんな事をすれば乱太郎は怒るだろうし悲しみもするだろう。
そんな彼は見たくないし本意でもない。
乱太郎の着物を洗ってやるついでにヤツのものも「仕方ない」から洗ってやることにしたのだ。


(乱太郎の下帯なら僕が洗ってあげるのに)

「伊作、お前禄でもない事考えてるだろ」

「なんのこと?」

「……まぁ良い」

「じゃあ少し待っててね、らんたろ!」


仙蔵の言葉が終わるや否や、伊作はさっさと医務室に向かって歩き出す。
その後を追う留三郎は、伊作からダダ漏れている不穏な空気をものの見事に察知したが、彼の空っとぼけた態度にうやむやにされてしまった。
そんな二人を見送って、仙蔵と文次郎は空の桶をもう一つ用意すると洗濯物をテキパキと分けていく。
たまに出て来る乱太郎の下帯に、文次郎が顔を真っ赤にして「ん゛ん゛っ」なんてワザとらしい咳払いをする度に、仙蔵が「分かった分かった」と代わりに空の桶に移動させていた。


(乱太郎の下帯だぞ?!何とも思わんのかお前は)

(むっつりだな文次郎)

(なに?!)

(下帯はあくまで下帯。私はそんなものより中身に興味があるからな)

(何てことを言うんだお前は!!)

(文次郎は違うのか?)

(ここで違うと言ってもそうだと言ってもおかしな事になるではないか!)

(そうだな)

(罠か!)

(まぁ、私は乱太郎の下帯に全く興味が無いわけではないが)

(何なんだお前は!)


こっそりそんなやり取りをしつつだが。


「はーい、お待たせ!お湯持ってきたよ。じゃあコレを入れて、っと」

「丁度良い感じになったな」

「じゃあ皆で楽しく洗濯開始!」


伊作と留三郎が運んできた湯を桶に張ると、その温度を確かめて伊作がニコニコと笑う。
はい!と下帯の入った桶の前に乱太郎を屈ませると、その横に並ぶようにして自分も膝を折った。


「何でお前が乱太郎の横なんだよ」

「えー?早い者勝ちだよこういうのは。それよりほら、早く洗濯終わらせて皆でお茶でもしようよ」

「まぁ…とっとと終わらせちまった方が良いのはその通りだな」


いまいち納得がいかないものの、留三郎も踏み洗いをする為に裾を捲り上げて準備をする。
そんな同級生達に、乱太郎は為息を吐かずにはいられない。


「皆ちょっとわたしに対して過保護じゃない?冬の水仕事が辛いのなんて皆一緒なのに」

「少しお湯を足すくらい皆やってるよ」

「そうかなぁ」

「細かい事は気にするな。それよりほら、早く終わらせるぞ」

「はーい。……細かいかなぁ?」


仙蔵に急かされて、ブツブツ言いながらも洗濯物に手を伸ばす。
今度は桶の中に手を入れても瞬時に引っ込めるようなことはなかった。そうしてゴシゴシと洗濯を始める乱太郎を眺めながら、一緒に洗濯をする同級生達は唇の端を僅かに上げて笑いあう。


(甘やかすのは当然だろ)

(お前は何より大切な存在なんだから)

(これからもずっと俺達に大切にされるんだ)

(だって、僕たちの宝物なんだからね)


そんな風に、六年生共通の認識を再確認したのだった。




乱太郎さんを甘やかすのが彼等のお仕事。
とっても簡単なお仕事ですが、やり過ぎて良く「もー!」って怒られる。
でもそんな乱太郎も可愛いので、どっちにしろ彼等は美味しいことに変わりないんだなぁ。
帰ってきた小平太は、事情を聞かされた長次も含めた五人にメッチャ怒られると思います。
乱太郎のお手々が痛い痛いになるのは小平太も本意ではないけれど、自分の分の洗濯までしてくれた乱太郎に感激して「流石私の嫁!」とか言っちゃって火に油を注いだり。


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